はじめに
「犬の食事はドライフードが当たり前」と思っている飼い主さんは多いでしょう。
一方で近年は 「生食(生肉ベースの食事)」 に切り替える飼い主さんも増えてきています。
「生食って本当にいいの?」
「ドライフードとの違いは何?」
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では 栄養・酵素・消化 の3つの視点から徹底比較します。
そして最後に、ハグボックスが生食にこだわる理由もお伝えします。
栄養の違い

生食(生肉ベース)の特徴
-
素材そのものに栄養が豊富(肉・内臓・野菜・果物など)
-
加熱をしていないため、ビタミン・酵素・脂肪酸が壊れにくい
-
消化がスムーズで、便の量や臭いが少なくなる傾向
-
自然な栄養が残っている分、最低限のビタミン・ミネラルの補強で十分
ドライフードの特徴
-
主原料は 肉副産物(肉粉・骨粉など)や穀物(とうもろこし・小麦など)が中心
-
これらは安価でカロリー源にはなるが、栄養密度は低い
-
高温加熱により、ビタミン・酵素・脂肪酸が失われる
-
結果として、原材料由来の栄養は少なく、合成ビタミン・ミネラルで栄養バランスを整える必要がある
-
保存性や利便性に優れるため、多忙な飼い主にとっては扱いやすい
生食は「素材そのものの栄養を生かす食事」
ドライフードは「加工で失った栄養を添加で補う食事」
どちらも「犬に必要な栄養を届ける」という目的は同じですが、アプローチが大きく異なります。
生食は「自然のまま」、ドライは「加工と補強」。
飼い主さんがライフスタイルや犬の体質に合わせて、納得できる選択をすることが大切です。
酵素の違い

生食の特徴
-
生肉や野菜には「消化酵素」が含まれており、犬自身の消化をサポート
-
酵素は熱に弱く、加熱すると失われる
-
酵素を取り入れることで、消化負担の軽減や腸内環境のサポート、免疫力アップが期待できる
ドライフードの特徴
-
製造過程で酵素は失われ、犬猫自身の消化酵素だけに頼る必要がある
-
消化に時間がかかり、胃腸に負担がかかりやすい
生食は「酵素を食事からも取り入れられる」のに対し、ドライフードは「犬自身の力だけに頼る」食事になります。
この違いが、消化のしやすさや体への負担に差を生む要因のひとつです。
消化の違い

生食の特徴
-
水分が豊富で、消化スピードが速い
-
未消化物が少なく、うんちの量が少なく臭いも軽減
-
消化管が短い犬にとって、より本来の食事スタイルに近い
ドライフードの消化
-
炭水化物が多く含まれ、消化に時間がかかる
-
未消化分が便として排出されるため、うんちの量が多く臭いやすい
-
吐き戻しや下痢など、消化トラブルにつながることもある
「消化に優しい食事」という観点では、生食の方が犬本来の体に合っていると考えられます。
HUGBOXのスタンス

ハグボックスでは、犬本来の食性に基づき 「生食こそが自然で健康的な食事」 だと考えています。
ただし「ドライフードが悪」「生食が万能」という極端な立場ではありません。
大切にしているのは次の3つです。
-
飼い主さんがライフスタイルに合わせて無理なく続けられること
-
犬の体質や年齢に合わせて最適化できること
-
毎日のごはんが、飼い主さんにとっても安心できる選択であること
このバランスを守りながら、ハグボックスは 「科学的な裏付け × 生産者のこだわり × 犬ファースト」 を融合させたフードを届けています。
まとめ
-
栄養面:生食は素材そのままの栄養、ドライは加工と添加で調整
-
酵素面:生食は酵素を取り入れられ、消化を助ける
-
消化面:生食は消化がスムーズで、うんちもコンパクトで臭いも軽減
「犬の健康を第一に考えたとき、どちらを選びたいか?」
その答えが、飼い主さんご自身の納得につながるはずです。
ハグボックスは、犬の身体と心を支える“生食という選択肢”をこれからも誠実に発信していきます。