🐾 高齢犬の健康寿命を延ばす食事習慣

🌿 はじめに：老犬の「ゆるやかな変化」に気づいていますか？

白い毛が混じり始めた、散歩がゆっくりになった。そんな変化を感じる頃、いちばん見直したいのが「食事」です。
年齢を重ねると、筋肉量・代謝・免疫が少しずつ落ちていきます。
しかし、日々のごはんでその“老化のスピード”をゆるやかにできることが分かっています。

老犬になると、見た目の変化だけでなく、内側でさまざまな変化が起きています。

こうした変化をゆるやかにするために、「食べやすい」ではなく「体を支える」食事が重要です。

「シニアだから低たんぱくが安心」と思っていませんか？実はその逆です。
高齢犬こそ、筋肉を維持するために質の良いたんぱく質をしっかり摂る必要があります。

犬の筋肉量と寿命には明確な相関があり、筋肉を維持した犬ほど平均寿命が長い（Freeman et al., JAVMA, 2010）

加熱フードではたんぱく質の変性が進み、吸収効率が落ちてしまうこともあります。
HUGBOXの生肉（生食）ブレンドは、自然の形でアミノ酸を摂取できるよう設計されています。

加齢によって体の中で進むのが「酸化」と「炎症」。これが細胞老化を加速させる主な原因です。
生肉には、加熱で失われる生きた酵素・抗酸化ビタミン・アミノ酸が含まれており、老化の進行を内側からゆるやかにします。

非加熱食を摂取した犬は、酸化ストレス指標が低下し、慢性炎症性疾患の発症リスクも減少（Hielm-Björkman et al., Scientific Reports, 2020）

つまり、HUGBOXが提案する“生のごはん”は、老化をゆるやかにするアンチエイジング食でもあるのです。

犬の腸には、免疫細胞の約7割が集まっています。
老化の一因は、腸内フローラのバランス崩壊（dysbiosis）。
HUGBOXの生食には、自然な酵素・乳酸菌・野菜由来の食物繊維が含まれ、腸内の善玉菌を育てます。

腸が整えば免疫が整い、結果として「体の若さ」そのものが保たれる。
それが、食事でできる“自然な若返り”です。

① シニア期と生食：
非加熱（生）中心の食事は、酸化ストレス指標が低い傾向や、炎症関連マーカーの抑制と関連がみられたという報告があります。
観察研究のため因果は断定できませんが、加熱で壊れやすい酵素や抗酸化成分が関与する可能性が示唆されています。

参考：Hielm-Björkman A. ほか, Scientific Reports, 2020 ／ Beloshapka AN. ほか, J Anim Sci, 2013

② パピー期の食と成犬期の腸疾患：
子犬期に非加熱・自然型（生肉ベース）の食事を多く与えられていた犬は、成犬期の慢性腸疾患（CE）に対する相対リスクが低い傾向が報告されています。
一方、超加工・高炭水化物食はリスク上昇と関連。観察研究（自己申告データ含む）である点に留意が必要です。

参考：Hielm-Björkman A. ほか, Scientific Reports, 2020

③ 筋量＝健康寿命のカギ（高齢でも“良質高タンパク”）
老犬において筋肉量（除脂肪量）が多いほど転帰が良いという報告があり、適切なたんぱく質摂取が推奨されています。
腎臓病のない犬では、高消化性・高品質のたんぱく質を十分に摂ることが重要だとされています。

参考：Freeman LM ほか, J Am Vet Med Assoc, 2010 ／ Finco DR ほか, Am J Vet Res, 1994

⚖️ 注意と前提：
上記の多くは観察研究で、関連を示すもので因果関係を断定するものではありません。個体差や既往症によって最適な栄養バランスは異なります。
食事の大きな変更や疾患管理については、獣医師と相談のうえ、愛犬に合わせて実践してください。

老化を止めることはできません。
でも、毎日の“食べ方”で、そのスピードを確実にゆるめることはできます。

こうした積み重ねが、“穏やかに年を重ねる力”になります。

詳しくは食事量シミュレーターで愛犬に合う量をチェック。

老化は止められなくても、“幸せな時間”は延ばせる。
そのカギは、日々のごはんの中にあります。

HUGBOXは、「犬猫ファースト」の価値観のもと、
自然の力で健康寿命を延ばす食のあり方を提案しています。