「犬のうんちが硬い/柔らかいのは、生肉(生食)のせい?」
飼い主さんからよくいただくご質問です。
この記事ではHUGBOX(ハグボックス)が考える生肉(生食)とうんちの関係について、原因・メリット・改善方法を深掘り解説します。
この記事のポイント
- 生肉(生食)=自然に近い腸内環境を保つ
- うんちの硬さは消化・腸内バランス・脂質の質に直結
- 改善に役立つ食材やケア方法、避けたいNG食材を紹介
生肉(生食)とうんちの関係
犬は本来、肉を効率よく消化できる動物です。そのため生肉中心の食事では、うんちの量が少なく、適度に硬い状態になります。これは未消化物が少なく、栄養がしっかり吸収されている証拠です。
ただし、硬すぎる/柔らかすぎるのは少し注意が必要。食材バランスや水分・脂質の摂取量、腸内環境が影響しています。
うんちが硬いときの原因と対処法
- 骨の比率が多い → カルシウムの吸収が追いつかず、カチカチの便に。
- 水分不足 → 給水量が少ないと腸で水分が吸収され、便が硬くなる。
- 脂質不足 → 脂質が足りないと便がスムーズに排出されにくくなる。
- 骨量が多い場合 → 少量の自然塩(岩塩など)を加えて消化を促進。改善しない場合は骨を控えめにして卵や他のタンパク源でバランスを調整。 ただし、自然界のオオカミでも白っぽいカスカスのうんちはよく確認されています。不要な分は排出しているので、健康に問題や異常があるわけではないので安心してください。
- 水分不足の場合 → ボーンブロスを追加して水分補給。
- 脂質不足の場合 → 魚油など良質な脂質をプラス。
- 便通が整わない場合 → 必須ではないが、かぼちゃやブロッコリーなどの野菜を少量加えると改善につながるケースも。
うんちが柔らかいときの原因と対処法
ドライフードを食べている犬に多いのが、大きくて臭くてベタついた便。これは犬の消化能力に合わない原材料や酸化した油が原因で、実は“異常な状態”です。
- 酸化した油や低品質な脂質 加熱・長期保存されたドライフードは、リノール酸などが酸化しやすく、炎症や消化不良を悪化させます。
- 穀物主体の原材料 トウモロコシ・小麦・大豆などは犬の消化が苦手な炭水化物。未消化物として便を大きく・柔らかくします。
- 腸内環境の乱れ 善玉菌が不足すると消化が不安定に。プロバイオティクスやプレバイオティクスの不足は軟便の大きな原因です。
- 水分バランス ドライフード中心だと水分不足で腸の働きが乱れ、逆に過剰な水分摂取や不安定な食事バランスも柔らかい便の原因になります。
ただし、生肉(生食)に切り替えたばかりの頃は、体が慣れるまでの間にうんちが少しゆるくなることもあります。でも、これは心配のいらない一時的な変化で、腸内環境が新しいごはんに順応していく自然な流れです。最初はこれまでのフードに少しずつ混ぜたり、給与量を調整しながら切り替えてあげると安心ですよ。
改善のための具体策
- 生肉(生食)中心の食事に切り替え、良質な脂質(オメガ3)を自然な形で摂取する。
- プロバイオティクスサプリで善玉菌を補い、ターキーテール(カワラタケ)で腸内フローラを整える。
- ボーンブロスで腸粘膜の修復と水分補給をサポート。
- 季節の野菜(かぼちゃ・ブロッコリーなど)を少量加えると抗酸化ビタミンが腸内環境を助ける。
日常のケアと改善に役立つ食材
よくあるQ&A
Q1. 生肉にしたら便が硬くなったのは大丈夫?
基本的には良い兆候です。ただし硬すぎる場合は野菜やボーンブロスを加えて調整を。
Q2. 柔らかいうんちが続くときは?
腸内環境の乱れが疑われます。プロバイオティクスや食材の見直しで改善可能。
Q3. うんちのチェックポイントは?
色・形・匂い・量を毎日観察すること。写真で記録するのもおすすめです。
Q4. 生肉(生食)に切り替えたら、うんちがゆるくなりました。大丈夫でしょうか?
はい、ご安心ください。生肉(生食)に切り替えた直後は、体が新しい食事に慣れる過程でうんちがゆるくなることがあります。これは多くのワンちゃん・ネコちゃんに見られる一時的な反応です。
切り替えの際は、これまでのフードに少しずつ混ぜてあげたり、給与量を調整しながら様子を見ていただくのがおすすめです。数日〜2週間ほどで落ち着くケースがほとんどです。
まとめ
- 生肉(生食)は犬本来の消化に合った食事で、うんちが自然に引き締まる
- 硬すぎ・柔らかすぎの原因は水分・脂質・腸内環境にある
- HUGBOXの生肉フードやサプリで、安全に調整できる