犬に必要な栄養素|生肉(生食)で補うタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル

犬に必要な栄養素とは?タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルを徹底解説|HUGBOX(ハグボックス)

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犬に必要な栄養素とは?タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルを徹底解説

犬の健康は毎日のごはんで決まります。
本記事では5大栄養素(タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル)を深掘りしていきます。
「炭水化物」の必要性についてもわかりやすく解説します。

5大栄養素と犬の“違い”

一般的な栄養学では5大栄養素(タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル)とされます。
犬の場合の重要ポイントは、糖質(=ブドウ糖)は不可欠だが、炭水化物として食べる必要性はないこと。
犬は糖新生により、タンパク質や脂質から必要なブドウ糖を合成できます。

要点:犬の必須栄養素は「タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル」。
ブドウ糖は不可欠だが、穀物などの高炭水化物は必須ではありません。

1. タンパク質 ― 体の“材料”と免疫を作る

筋肉・内臓・皮膚・被毛・爪、さらには酵素やホルモン・抗体まで、タンパク質が基礎。
犬は肉食動物で、高消化性の動物性タンパクが適しています。

  • 不足:毛並みの劣化、筋力低下、免疫ダウン
  • 過剰:腎疾患の犬では 特に低品質タンパク質の過剰摂取に注意。ただし、高品質なタンパク質はむしろ重要で、体の維持に欠かせません。
  • 自然供給源:肉類、魚介類、卵などの動物性タンパク質

2. 脂質(必須脂肪酸)― 脳・皮膚・ホルモンのエネルギー

脂質は最も効率の良いエネルギー源であり、細胞膜・ホルモンの材料、被毛や皮膚の健康にも直結。
とくにオメガ3(EPA・DHA・ALA)は炎症を穏やかにし、皮膚・関節・認知機能のケアに重要です。

  • 不足:乾燥肌、フケ、被毛のパサつき、活力低下
  • 過剰:肥満・膵炎のリスク
  • 良質な供給:青魚、馬肉、卵黄 など(酸化した油はNG
注意:加熱・長期保存で油は酸化しやすく、炎症・便臭・皮膚トラブルの原因に。
生食は酸化の少ない脂質を摂りやすいのが強みです。

3. 糖質と糖新生 ― ブドウ糖は不可欠、でも炭水化物は必須じゃない

犬の脳や赤血球にはブドウ糖が必要です。ただしそれを炭水化物として食事から摂る必要はないのが犬の特徴。
犬は肝臓で糖新生(gluconeogenesis)を行い、タンパク質(アミノ酸)や脂質(グリセロール)からブドウ糖を作れます。

原料 体内での変換 ポイント
アミノ酸(タンパク質) → ブドウ糖 主経路。高タンパクの犬食に合致
グリセロール(脂質) → ブドウ糖 脂質代謝からも供給可

一方で、高炭水化物(穀物中心)は犬には消化負担になりやすく、便が大きく臭い・柔らかいなどの不調につながりがちです。

結論:ブドウ糖は不可欠。しかし犬は肉と脂から“自然に作る”仕組みを持っています。だからこそ生食ベースが理にかなっています。

4. ビタミン ― 代謝と抗酸化の“潤滑油”

微量でも重要な働きをもつ必須栄養素。加熱で壊れやすい種類もあり、生食は保持に有利です。

  • 脂溶性:A(粘膜・免疫/レバー)、D(Ca代謝/魚・骨)、E(抗酸化/魚・卵黄・野菜)、K(凝固/内臓・緑野菜)
  • 水溶性:B群(代謝/肉・内臓)、C(抗酸化。犬は合成できるがストレスで消耗)

5. ミネラル ― 骨・血液・酵素の“土台”

不足・過剰よりもバランス崩れが問題になりがち。Ca:P(カルシウム:リン)は1.2:1が目安です。

  • カルシウム/リン:骨・歯。生骨や骨由来素材から自然摂取
  • 鉄:造血(レバー)
  • 亜鉛:皮膚・被毛・免疫
  • マグネシウム:神経・筋肉・酵素反応

不足・過剰を見抜くチェック

  • 毛並みがパサつく:タンパク/脂質不足、酸化油過多
  • フケ・皮膚トラブル:脂質不足、オメガ3不足、酸化ストレス
  • 便が大きく臭い・柔らかい:高炭水化物/未消化、腸内環境の乱れ
  • 爪が割れやすい:亜鉛などミネラル不足
  • 元気がない:鉄・B群不足、エネルギーバランス不良
コツ:毎日の便・被毛・皮膚・体型を“観察→微調整”が最速の最適化。写真で記録すると変化が追いやすいです。

サプリ vs 自然食材の違い

アプローチ メリット 留意点
サプリ(単体栄養) 不足時に素早く補充、定量化しやすい 単独過剰のリスク、相互作用が少ない
自然食材(丸ごと) 相互作用で吸収が良い、過剰になりにくい 配合・鮮度・衛生管理の質が重要

HUGBOXは肉・骨・内臓・野菜をバランス配合し、まずは自然食材由来で満たす設計です。

HUGBOXで補える栄養と商品例

使い方の目安:まずはハグボックスブレンドを土台に、体質に応じてボーンブロスやプロバイオティクスで微調整。便・被毛・元気度で評価しましょう。

まとめ

  • 5大栄養素はすべて重要。ただし犬は糖新生により、炭水化物に依存せずブドウ糖をまかなえる。
  • 高品質なタンパク・良質な脂質・自然由来のビタミン&ミネラルが、被毛・皮膚・便・活力を底上げ。
  • 生食(生肉)ベースは、栄養を壊さず・酸化させず届けられるのが強み。
次のアクション:まずは主食を見直し、便・被毛・体型の変化を2〜4週間観察。
HUGBOXで自然な栄養に切り替え、必要に応じてサプリで微調整しましょう。